あらゆる仕立て方が可能ランブラーローズとは?
「レディゲイ」
ランブラーローズとは、つるバラのなかでもしなやかな枝を長く伸ばす品種群のことです。
その品種の多くは一季咲きで、小中輪房咲きの花を一面に咲かせます。
一つ一つのお花は素朴で可愛らしいですが、大型に生長する品種が多く、そのダイナミックな開花の姿は圧巻です。
しなやかな枝の先いっぱいまで花をつけてくれるので、大型のパーゴラやアーチなどから、ダイナミックに枝垂れるように仕立てるとその魅力を存分に発揮できます。
また枝をほふくさせ、グランドカバーとして仕立てるなど、バラとしてはちょっと面白い使い方をすることもできます。
貴重な四季咲き性のランブラーローズ スノーグース
「スノーグース」
イングリッシュローズのスノーグースはランブラーローズの中ではめずらしい四季咲き性を持っています。
12月のかなり寒くなる時期まで繰り返し咲いてくれて、花がらを摘まずに残しておけば秋にはローズヒップも楽しめます。
バラの季節を長く楽しめる遅咲きのランブラー品種 クリムゾンシャワー
「クリムゾンシャワー」
環境や品種にもよりますが、ランブラーでは遅咲きの品種が多いです。
同じ春の開花でも4月の下旬ころから咲き始めるものもあれば、5月の下旬から開花しだすものもあり、それぞれを早咲き、遅咲きという言い方をします。
早咲きと遅咲きの品種を一緒に植えてしまうと、開花時期が合わないことがあり「一緒に咲いているところが見たかったのに。。」ということになりかねません。
店の東側に植えてあるクリムゾンシャワーは他のバラがほとんど終わってから咲きだします。
早咲き、遅咲きの品種を取り揃えておくと、バラが咲いている期間が長く楽しめますね。
大輪のバラとランブラーのコラボレーションを考える
ショッキングピンクで華やかな大輪を咲かせているのは「パレード」。
その下に間を埋めるように可愛らしく咲いているのはランブラーの「芽衣」です。
このように、ランブラー単体ではなく、ほかのバラと組み合わせることで新しい魅力が生まれます。
私のお気に入りはこちらの「マニントンモーブランブラー」。
ピエールドゥロンサールと合わせればこの通り。
主役級のピエールドゥロンサールと合わせてもこんなにお互いを引き立てあいます。
名脇役といったところでしょうか?
どのバラとどのバラを組み合わせようかな、なんて考える時間も楽しいですよね。
コラボさせるときは、早咲きか遅咲きか、開花のタイミングも合うように考えてみてくださいね。
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