カイガラムシとは?
バラの枝、茎、葉などに寄生し、白い貝殻に似た姿をしています。
寄生数が多くなると樹勢が衰えたり、花が咲かないなどの被害を及ぼします。
更にはカイガラムシの排泄物の上にすす病が蔓延するなどの間接的被害もあります。
動かないので虫とは気が付きにくく放置することで被害が拡大しやすいので、こまめに株をチェックし、早期発見早期対処することが大事です。
カイガラムシを退治する
これから冬の剪定時期、カイガラムシの対策を行うには最も適している時期といえます。
なぜなら、冬の枝の剪定後では枝の数も少なく、葉がないのでカイガラムシを発見しやすく薬剤もかけやすいからです。
では実際にどのようにカイガラムシを退治するのか見ていきましょう!
枝についたカイガラムシをブラシでこすり落とす
まずついてしまったカイガラムシをブラシでこすり落とします。
この時株全体に水をかけ、ブラシも濡らして湿らせておきます。
カイガラムシが飛び散らず、作業しやすくなるよ。
カイガラムシがよく潜んでいる場所は枝の股の部分やに多く、樹皮の下やラベルの下までも注意深く見て、見落としがないようブラッシングしていきます。
枝から落ちたカイガラムシは自分では動くことができないのでそのまま死んでしまいます。
場所に応じて数種類のブラシを用意しておくといいでしょう。
堅めのものがよいですが、金属製のものは枝を傷つけてしまう恐れがあるので避けましょう。
カイガラムシ用の薬剤を散布する
株全体がきれいになったら最後にマシン油やアクテリック乳剤を散布します。
カイガラムシ専用スプレーもあるので手軽に使えておススメです。
カイガラムシはしつこいので経過を見守る
カイガラムシは非常に頑固で、一度付着したらなかなか取り切れず、繁殖を繰り返すことがあります。
一度対策をしたあともしばらく経過を観察し、根気よく根絶が確認できるまで対処を繰り返しましょう。
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