フランソワジュランビルとは
一季咲ですが、花付きの良さで最も人気あるつるバラの一つです。
ピンクのロゼット咲で中輪の花が房咲きになり見事な景観を作ってくれます。
狭い庭でもたった一株植えるだけでも、枝を長く伸ばして多くの花を咲かせてくれます。
枝は細目でとても柔らかく誘引しやすいですが、棘は細かいのがあります。
レンガの壁面や窓辺を覆うフランソワジュランビル
レンガの壁面などではビスを打ち込み、枝を誘引するワイヤーを設置して、ベースを作ります。
窓周りにも誘引できるように工夫すると、お花が咲いたときに素敵な雰囲気を作ってくれます。
室内からも優雅に枝垂れる姿が楽しめ、風が吹くとゆらゆらと揺れ一面によい香りが漂います。
伸長力があるバラなので、できるだけ広範囲の壁面に誘引できるようベースを作っておくといいでしょう。
広い壁面に咲き誇るフランソワジュランビルは圧巻です。
バラの誘引 壁にビスを打ちたくない場合 アイアンフェンスやトレリスなどを設置する
壁にビスを打ちたくない場合は、壁の手前にアイアントレリスやフェンスなどを設置してから誘引します。
ただし、それらの構造物を土に差し込むだけでは枝の力や強風、台風時に不安定になりますので、補強資材などでしっかりと固定させましょう。
フランソワジュランビルをカーポートで鑑賞したい・植え桝がない場合は鉢植えでも育てられます
道路に面したカーポートの場合、ほとんどは下側は車が出入りしやすいようにコンクリートなどの仕上がりになっていて、地植えする場所がないことが多いです。
その場合には少し大きめな深鉢に植えこむといいでしょう。
この写真では左右から鉢をセットし、両側から誘引してあります。
鉢の中に支柱を立てて、カーポートの前側に沿うようにワイヤーを巡らせて、ベースを作ってあります。
明るいグリーンの葉っぱもきれいで、密集しすぎない咲き方はとても優雅です。
フランソワジュランビルとアイスバーグを合わせてやさしい雰囲気に
ウッドのパーゴラやガゼボなどへ誘引しますと、バラの花で囲まれた空間を作ることができます。
ふんわりと可愛くうつむいて咲く花をずっと眺めていたくなりますね。
その場合、白いバラのアイスバーグなどを一緒に植えるとさらに優しい雰囲気に。
他の色とコラボレーションさせる場合は淡い色をコーディネートしてあげるとナチュラル感が出ますよ。
- マダムアルフレッドキャリエール
- つるサマースノー
- シティオブヨーク
しなやかな枝を生かしてオベリスク仕立てに
フランソワジュランビルは伸長力が強く大きくなる品種ですが、鉢植えにして育てることもできます。
太くかたい枝のバラでは難しいオベリスク仕立ても、しなやかな枝を生かしてどんな形にも仕立てることができます。
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