既存のフェンスにバラを絡ませて素敵なエクステリアに
家の敷地を囲み、フェンスからこぼれるように咲き誇るバラ。
もしこんな家がご近所にあったとしたら、憧れの的でしょうね。
しかし、この風景を作るのはそれほど難しいことではありません。
もともとあった既存のフェンスに、つるを長く仕立てたバラを絡ませています。
絡ませているバラは「シャンテロゼミサト」。
半つるシュラブの性質ですが、間隔をあけて数株植栽することで、まるで一株で大きなフェンスを覆っているように見せることが出来ます。
無機質で味気ないフェンスも、バラを絡ませるだけで華やかで美しいエクステリアになります。
風通しの良いフェンスはバラの誘引に最適
「コンテスドゥセギュール」
家の敷地を囲っているフェンスほど、バラの誘引に適している場所はないかもしれません。
バラはそのまま自然に任せて咲かせるよりも、長く伸びたつるを横方向に倒して留め付けることで、その花数を増やすことが出来ます。
フェンスはバラのつるを留め付けやすく、また風通しも良いので、バラにとっては最適な環境です。
写真のコンテスドゥセギュールは半つる性で、色、形、香りなどバラらしい魅力が楽しめるおススメ品種。
花の大きさも大きすぎることがなく、低めのフェンスでも使いやすいです。
家を取り囲むフェンスでたくさんのバラを楽しむ
家の敷地をぐるっと囲むフェンスは、ある程度の高さがあり、表面積も大きいのでたくさんのバラを植栽し楽しむことが出来ます。
一品種を数株植えてボリュームを出すこともできますし、いろいろな品種を植えてそれぞれの花の魅力のコラボレーションを楽しむこともできます。
「ペッシュボンボン」
半つる性で黄色にピンク色を含む花色が可愛いバラ。
ペッシュボンボンとはフランス語で「桃のお菓子」の意味。
「ミステリューズ」
小輪の深いパープルな花がシックな雰囲気で、お庭の差し色に。
低めのフェンスなら、大型になるつるバラよりも半つる性のバラを選ぶと、大きさ的にもちょうどよく、四季咲き性もあるので年中楽しむことができます。
バラのつるや葉が防犯や目隠しにもなる
バラを植栽することは、外からの目隠しにもなり、棘がするどいバラを選べば、防犯としても役立ちます。
道行く人にひと時の幸せを送るエクステリアとしてのバラ
「ピエールドゥロンサール」
ぐるりと家を囲むフェンスにバラが咲いていると、自分だけでなく道行く人の目も楽しませることができます。
「いつも楽しませてもらっています」と通りすがりの人に声をかけてもらえると、バラを育てていてよかったなぁと思えるのです。
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