バラの猛暑対策 有効な方法は?鉢植えバラは特に注意!
バラを夏の暑さから守り、上手に夏越しさせるためには以下の方法が有効です。
適切な水やり
夏の酷暑には水やりが最も大事な作業になります。
まず、朝早くに水やりする事。早朝は気温が低いので、撒いた水が昼間に比べて蒸発する量が減ります。そのため根が土中の水分をしっかり吸収できます。
鉢の場合は、鉢底から水が染み出るくらい乾いた土にたっぷりと水を与えます。
乾燥の状態にもよりますが地植えの場合は朝株元周辺に1回、鉢植えの場合は朝と夕方の2回は上げても良いと思います。
シャワーホースでの作業時に朝の水やりと同時に葉っぱの裏表や枝、鉢本体の周囲や周辺の地面にも全体に水をかけておくのもハダニ防止やカイガラムシ予防にもつながります。
表面の土の湿り具合を見ての判断で、湿っていたら半日後に水やりします。
写真は水切れの状態の画像①です↓
日陰を作る 移動させる
鉢バラの場合は置き場所の移動など
部分的なシェード:特に午後の強い日差しを避けるために、遮光ネットやシェードクロスを使用して部分的な日陰を作ると良いです。
周囲の植栽を利用:他の植物や背の高い鉢物を使って自然な日陰を作ることも有効です。
鉢が直射日光の熱を直接吸収しないように同じ大きさの鉢を2枚重ねてもいいですし、鉢を寄せ集めて鉢に日光の当たる面積を少しでも減らすのも有効です。
バラを水切れさせてしまうとどうなるか?
写真は水切れの状態の画像②です↓
水切れしてしまいぐったりとうなだれた状態でも早い段階ですぐに水をあげればバラは復活します。
しかしタイミングが遅れてしまうと新芽の先がチリチリと枯れてしまったり、下葉が黄変して落葉してしまいます。その時は軽く切り戻してあげましょう。
内部の混み合った枝を剪定して、風通しを良くすることで蒸れの予防になり、弱った枝や病気の枝を取り除くことで、バラ全体の健康を保ちます。
水切れは直接バラが枯れてしまう原因になってしまうので猛暑の季節は特に注意しましょう。
真夏の肥料は、暑さで肥料分が吸収できないので通常の半分ほど、又は活力剤や活力液を用いて夏を乗り切りましょう。
暑さからバラを守る方法
地植えの場合の対策
バラの根元にマルチング(ウッドチップ、バークチップなど)を施すことで、土壌の湿度を保ち、雑草の成長を抑えることができます。根の温度を安定させるマルチングにより土壌の温度が安定し、根が暑さから守られます。秋に気温が低く落ち着いたらマルチング資材は取り除いてください。
油断していますと虫の温床になる点と冬に向かって株元の状態が常に確認できるように
しておきたいからです。
鉢植えの場合の対策
鉢の移動:鉢植えの場合は、日陰や涼しい場所に移動させることができます。
鉢の保護:鉢が直接太陽光に当たらないように鉢カバーで二重鉢にしたりシートで覆うことも効果的です。これらの方法を組み合わせることで、バラを健康に保ち、暑い夏を乗り越えさせることができます。各方法はバラの品種や環境によって調整が必要ですが、基本的なケアを心がけることが大切です。
病害虫対策
定期的な観察:株元周辺や葉や茎に異常がないか定期的にチェックし、早期に対処します。
薬剤の使用:必要に応じて、症状に合わせ薬剤散布して病害虫を防除します。
真夏の高温期の薬剤散布は薬害など生じますので日が落ちた夕方から散布します
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