銅色のアーチを彩っているのはイングリッシュローズの「コンスタンススプライ」。
オールドローズの風情とシャビーなアーチがぴったりの雰囲気です。
バラを育てるものにとって、バラのアーチは憧れです。
アーチに向くバラ、向かないバラをそれぞれご紹介します。
アーチ向くバラの条件
- 半つるバラ(シュラブ)
- ステムが短い(レオナルドダヴィンチetc)
- 枝が柔らかい品種(プロスペリティ、スノーグース、コーネリア、バフビューティ、ロイヤルサンセットetc)
- すべてのランブラーローズ
アーチという限られた空間の中でバラを生かすなら、大型になりすぎる品種は避け、半つるバラ(シュラブ)の性質の中から選ぶと失敗が少ないです。
アーチの曲線に沿って枝を誘引するため、枝が柔らかい品種が誘引しやすく、さらにステムの短い品種を選ぶと、アーチの形通りに花が咲いてくれ、見栄えがします。
すべてのランブラーローズは、枝がしなやかでアーチに誘引しやすいばかりか、枝だれて咲く品種も多く、アーチに仕立てた時に独特の魅力を醸し出してくれます。
他にも枝は柔らかくないけれど、アーチに向くバラとしては
- ピエールドゥロンサール
- ラヴィルドゥブリュッセル
- ジャクリーヌデュプレ
- エドゥアールマネ
- ローブアラフランセーズetc…
イングリッシュローズなど、
花の重みでうなだれて咲く品種を高さのあるアーチに誘引することで
下から見上げるように仕立てるのも素敵です。
- グラハムトーマス
- クラウンプリンセスマルガリータ
- テスオブザダーバービルズ
「ピエールドゥロンサール」
「ラレーヌビクトリア」
「ロイヤルサンセット」
アーチに向かないバラの条件
- 大型のつるバラ
- 枝が太くなり堅くなる
- ステムが長い
大型のつるバラでは、アーチという限られた空間では収まりきらず大きくなりすぎてしまうので、アーチには向きません。
ハイブリッド系からつるになったバラは枝が太くなり、アーチに這わせるように誘引するのは難しくなります。
ステムが長くなる品種、例えば「ナエマ」などは、アーチに枝を添わせて誘引したとしても、枝を長く伸ばした先に花をつけるので、アーチから遠い場所で花が咲くことになり、不格好になりやすいです。
アーチに向かないバラの品種
- バタースコッチ
- つるブルームーン
- ギーサヴォア
- ナエマ
マンションのベランダや鉢植えでもバラのアーチを
バラを育てるものにとってバラのアーチは憧れです。
広い庭があればなぁと、かなわない夢に思いを馳せることもありますが、
工夫次第でマンションのベランダや、鉢植えでもアーチを楽しむことが出来ます。
「ローブアラフランセーズ」と「プリPJルドゥーテ」
アーチを設置し、両側から鉢をおいて、枝を這わせればアーチの出来上がり。
土のないマンションのベランダなどでもアーチの足元に錘をつけるなど工夫してあげればどこでもアーチを楽しむことが出来ます。
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