ホワイトガーデンに欠かせないつるアイスバーグ
ホワイトガーデンとは、真っ白な花だけを植栽した庭のこと。
彩り豊かなガーデンももちろん素敵ですが、花色を白だけに限定したホワイトガーデンは幻想的で夢のような風景に違いありません。
そんな白の世界を作るのに外せないのがつるアイスバーグ。
世界バラ会議でも殿堂入りをはたしている名花中の名花です。その純白ぶりはいつ見ても惚れ惚れします。
純白で透明感のある花びら、つるはしなやかで葉の色も明るめなので、優しい雰囲気を醸し出してくれます。
そして特筆すべきはそのおおらかな生長力。
広さと高さが十分なところに植栽し大きく育てれば、持てる力を十分に発揮できると思います。
一株植えれば大きめのパーゴラや2階の高さの壁面を覆うほど生長し、満開時は圧倒的な美しさの景色を作ってくれます。
それでいて性質は強健で育てやすく、日陰でも咲いてくれるとても使い勝手のいい品種です。
アイスバーグと他の品種とのコラボレーションを楽しむ
大きなパーゴラを覆っているのはアイスバーグと、フランソワジュランビル。
アイスバーグは純白の中輪花で、つるはしなやかで葉も明るい緑色なため、ほかのバラと組み合わせての植栽もおススメです。
主張の強い大輪のバラ、個性的な色のバラなどでもアイスバーグと組み合わせることで、風景になじみ、それぞれの魅力を引き立てることが出来ます。
フランソワジュランビルは可愛らしいピンクの小輪のバラですが、旺盛な生長力とその花付きはアイスバーグ以上かもしれません。
このパーゴラの下でティータイム、なんてまさに夢のような光景でしょうね。
つるアイスバーグだけじゃない、木立性のアイスバーグ
木立性のアイスバーグ
アイスバーグはつる性と木立性があります。
つる性は大きく伸びて一季咲なのに対し、
木立性のアイスバーグは花の美しさはそのままに、真冬以外は年中咲いてくれるような四季咲き性を持っています。
もちろん強健で育てやすいところは変わらないので、つる性を育てられる大きなスペースない場合、木立性という選択肢もあります。
木立性のアイスバーグは白だけじゃない!ピンクや濃厚なパープルも
木立性のアイスバーグは白が有名ですが、実はピンクや紫の変異体(枝替わり)もあります。
強健な性質はそのままにそれぞれの色の個性が楽しめます。
ブリリアントピンクアイスバーグ
ピンク枝替わりがこちらの「ブリリアントピンクアイスバーグ」
白地に刷毛で色をのせたようなピンクが愛らしいです。
バーガンディアイスバーグ
さらにもうひとつアイスバーグシリーズとして「バーガンディアイスバーグ」
バーガンディとは”ワインのような赤い色”という意味があります。
フランス語は”ブルゴーニュ”。ブルゴーニュといえばワインでおなじみですね。
バーガンディアイスバーグはアイスバーグの強健さをそのままに、シックな花色と気品あふれる佇まいが特徴的です。
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