ここ数年の夏の暑さには辟易してしまいますね。
バラも人と同じで、暑すぎる気温はとても苦手です。
種類によっては35度を超す真夏などは、生長するどころか休眠してしまうバラまで見受けられるほど。
そんな暑い夏をうまく越すことが美しい秋バラを咲かせることにもつながりますので、バラの夏越しのポイントをお伝えします。
夏のバラは水切れを起こさせない
夏のメンテナンスで重要なポイントは、とにかく水切れを起こさないようにすること。特に鉢植えのバラは水が切れやすいので注意です。
一日一回の水やりで不十分なら、様子を見て夕方にもあげるようにしてください。
地植えの場合も油断せず、真夏に晴れが続くようなら適宜水やりを行います。
表面の渇きを防ぐため株もとにバークチップをまいてマルチングするのも有効です。
植物の夏バテには肥料ではなく活力液を
真夏の暑さでは株も休眠に近い状態になってしまうので、肥料ではなくリキダスのような活力液を希釈して与えてあげると、夏バテ防止になります。
夏を上手に過ごすためのバラの設置場所・半日陰を作る
暑すぎる真夏では、半日陰くらいがバラにとってちょうどいい環境にもなりえます。
ちなみに半日陰とは、たとえば午前中は日が当たり、午後からは建物の陰になるなどの場所のこと。
一日3~5時間くらいは日に当ててそのあとは日陰になり涼しい場所だと最適です。
一日中日が当たり続ける場所の場合は、バラの近くに背の高い植物を置いたり、タープやスダレで陰を作るようにするといいかもしれません。
バラの葉を落とさないように注意する
病害虫に侵されないように葉っぱを守ります。
夏に注意したい病気はやはり黒星病です。
雨に当てないようにするか、消毒を欠かさず行います。
真夏の消毒は薬害を起こしやすいので、くれぐれも早朝か夕方、気温の高すぎない時間帯に行います。
ハダニに注意
真夏に注意する虫といえば、ハダニ。
高温乾燥すると出てきやすく、水に弱いので
毎朝水やりのついでに葉にシャワーをかける「葉水」をしてあげると予防にもなり効果的です。
繁殖が広がってしまったら、ハダニ専用の殺虫剤で退治します。
風通しを良くする
葉っぱが茂りすぎている場合は、蒸れて病害虫の温床になりうることがありますので
下葉を透かすようにカットして、風通しを良くしてあげます。
バラの夏の管理まとめ
夏を乗り越えることが、バラを育てるうえで最大の難所といっても過言ではないかもしれません。
葉を落とさないように管理し、暑さや病害虫から守り抜くことで、美しい秋バラを咲かせることが出来ます。
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