バラの冬の剪定の重要性
バラの冬のメンテナンスの最も重要なことのひとつとして剪定があります。
剪定とはバラの枝を切り詰めることですが
その年に伸びたバラの不要な枝を整理し芽の数を減らすことで、残った芽にエネルギーを集中させることにより、よりよい花を咲かせることができます。
また古いシュートをカットして、新しいシュートを残すことで若返りを図ることもできます。
フロリバンダの剪定
フロリバンダとは四季咲き中輪、房咲きの木立性のバラをいいます。
ここではアイスバーグを例にして実際に剪定をしてみましょう。
葉っぱを落としたばかりのアイスバーグ。
春から伸びた枝で混み合っているのがわかります。
これではどこから切っていいのかわかりませんね。
枯れ枝、細すぎる枝は切る
まず、わかりやすいところで枯れ枝、細すぎる枝を落とします。
写真でいうとピンク色の印が付いているところです。
次に赤い印のところを見てください。
フロリバンダではなるべくたくさんの枝を残したいので木質化している古いシュートから今年出た、若い緑色の枝をカットします。
なるべくたくさんの枝を残しておきたいので枝分かれしたところを選んで、それぞれの枝にハサミを入れていきます。
フロリバンダは全体の3分の2を残す程度の浅めの剪定
アイスバーグは新しいシュートの発生があまりないので、もともとのシュートを大事にしながら剪定を行っていきます。
込み合っていた枝が整理されてすっきりしました。
ハイブリットティーはもう少し深めに切ります。
自分の持っている品種がどの系統なのかを確かめて、どのようにすればより良い花が咲いてくれるのか、実験を繰り返すように剪定を行って、バラと付き合っていくのも面白いかもしれません。
コメント