コガネムシはバラにどんな影響があるの?
コガネムシの幼虫はバラの天敵
こちらが「コガネムシ」
成虫がバラの株元ですでに息絶えています。
こんなところでいったい何をしていたんでしょうか?
実はこのコガネムシはバラの株元、土中に産卵し終わったあとなんです。
コガネムシは夏の間、土中に産卵し卵が孵化
その幼虫がバラの根を食い荒らし
夏が終わる頃にはバラに甚大な被害が出ている、という
バラの天敵とも言える存在です。
バラは根を食べられてしまうので、回復に時間がかかり弱ってしまいます。
コガネムシの幼虫がいるとバラはどうなるの?
土中のことなので幼虫の姿は見えませんが
夏の終わりごろ、急に下葉が黄変して落葉しだすとコガネムシの幼虫がいる可能性があります。
黒星病でも葉が黄変し、落葉するんですが
コガネムシが原因の場合は
昨日まで普通だったのに、今朝見たら株の下半分の葉が急に黄色くなったなど
いつもとは少し違う兆候があるのでそれに気づくことが大事です。
バラは根を食べられてしまうと回復にすごく時間がかかりますし
最悪の場合、枯れてしまうこともあります。
特に鉢植えのバラの場合
鉢の中という限定的な空間なので
根を根こそぎ食べられてしまいダメージが大きくなりがちです。
↓こちらがコガネムシの幼虫
バラのコガネムシの幼虫対策
土中のことなので幼虫の姿は見えず本当にいるかどうかはわからなくても
異変に気が付いたらすぐに、土中に有効な殺虫剤(カルホス粉剤、ダイアジノンなど)を株もとに施します。
異変や被害が出ていなくても
産卵時期の7月、8月、9月と1ヶ月に一度のペースで
全てのバラの株元に予防的に施すことで、被害を未然に防ぐことが出来ます。
コガネムシの幼虫対策は夏のバラのお手入れの必須項目!
バラは丈夫な植物で、少々葉をかじられても枯れたりすることはまれですが
根を食べられてしまっては回復も遅く、
枯れてしまう原因になります。
枯れなくても秋の花をあきらめることになりますので
夏の間はしっかりと対策しておくことが重要です。
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